殷(紀元前1600~前1046年)、高さは88㎝、口の長さは26.1㎝、口の幅は21.6㎝、1919年桃源県水田郷茅山峪から出土。罍は我が国の商の時代末期から春秋末期まで流行していた、礼器の中でより大きい盛酒器であり、靑銅に作られたのが多い、丸や四角形2種類がある。蓋の中に「皿作父己尊彝」の銘分が鋳造されている。全体は立雕、浮彫、線彫を一身にして、今まで発見された一番高くて大きい罍であり、「方罍之王」とも呼ばれる。本体は1919年に桃源から出土した後に海外へ流出されて百年ほど、2014年に購入して入収めて、蓋と本体はやっと身を合わせた。